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アラサー文系会社員の逆襲

【感動する映画】「家族とは何か」を学べる名作映画11作品を紹介します。

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家族をテーマにした映画ってたくさんありますが、

今回は実際にぼくがみた映画の中で本当にいい映画だなと思った作品を紹介します。

 

ぼく自身、ずっと結婚願望がなかったんですが、家族って結構いいかもなーと思って結婚するきっかけのひとつとなったのがこれらの作品。

 

作品の舞台が日本であっても海外であっても、

家族についてめちゃくちゃ考えさせられる&感動する作品ばかりです。

 

どの作品の家族も面倒くさい関係性や深刻な悩みを抱えている家族ばかりですが、

全部ひっくるめて家族って結構いいもんだなと思えるはずです。

  

リトルミスサンシャイン

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田舎町アリゾナに住む少女オリーヴ。なんともブサイクでおデブちゃんな彼女が、全米美少女コンテストでひょんなことから地区代表に選ばれた。オリーヴ一家は黄色のオンボロ車に乗り、決戦の地カリフォルニアを目指すことに。人生の勝ち組になることだけに没頭する父親、ニーチェに倣って信念で沈黙を貫く兄、ゲイで自殺未遂をした叔父、ヘロイン吸引が原因で老人ホームを追い出された不良ジジイ、そしてバラバラ家族をまとめようと奮闘する母親。そんな落ちこぼれ家族の、奇妙でハートフルな旅が始まった……!

 

本当にこの作品はおすすめ。

登場人物は全員一癖あるポンコツばっかり。

家族の信頼関係があるわけではないのに、全員でボロいバスでカリフォルニアを目指すというストーリーがそのまま「家族」の在り方を教えてくれます。

バスは走りだしたら途中下車はないし、とりあえず走って走って走りきる。

完璧な家族なんて幻想だし、不恰好な家族ゆえにリアリティがあって愛おしくなる作品です。

最後のダンスシーンは泣けます。

 

レスラー

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栄華を極めた全盛期を過ぎ去り、家族も、金も、名声をも失った元人気プロレスラー“ザ・ラム"ことランディ。今はどさ周りの興業とスーパーのアルバイトでしのぐ生活だ。ある日心臓発作を起こして医師から引退を勧告された彼は、今の自分には行く場所もなければ頼る人もいないことに気付く。新しい仕事に就き、疎遠だった娘との関係を修復し、なじみのストリッパーに心の拠り所を求めるランディ。しかしその全てにつまづいた時、彼は悟る、例え命を危険にさらすことになっても、自分はプロレスラー“ザ・ラム"としてしか生きることが出来ない男なのだと―。 

 

昔、スターだった男が全てを失った後に不恰好でも自分を貫いて生きて行く。

娘は好き勝手やっている父親を嫌悪しながらも、どこか愛情を求めている。

無駄だと知っているのにやっぱり愛情を求める娘の葛藤。

「プロレスラーとしての自分」と「父親としての自分」にどうしても折り合いがつかないという葛藤。

家族ってやっぱり難しい。

 

 

ゴッドファーザー

 

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1947年。
マフィアのドン、ビト・コルレオーネ(マーロン・ブランド)の屋敷内で末娘コニー(タリア・シャイア)の結婚式が行われた。
コルレオーネ家の一族、「ファミリー」と呼ばれるマフィア組織の面々ら総勢数百人が会す壮大な挙式だった。
邸内の、ブラインドが下された書斎で、タキシード姿の右胸に血のような真っ赤な薔薇をさしたビトが、訪ねてきた友人の嘆願に耳を傾けていた。
自分をすがってくる者には愛と権力、知力で十分に報いた。それがドン、〈ゴッドファーザー(名付親)〉としての義務、尊厳であった。
対立するブルーノ・タッタリア(トニー・ジョルジオ)の息のかかった麻薬の売人ソロッツォ(アル・レッティエーリ)が取引の話を持ちかけてきた。
ビトは丁重に断ったが、長男ソニー(ジェームズ・カーン)が興味を示した。ソロッツォは、ビトが必ず邪魔してくると考え、彼の暗殺を企てる。
ある日、二男フレド(ジョン・カザーレ)を伴ってオリーブオイル会社から出てきたビトが襲撃された。
全身に何発も銃弾を浴びた。崩れ落ちるようにして倒れた。ソロッツォ一味の仕業だった。
病院に担ぎ込まれ、幸い一命は取りとめた。ビトへの襲撃はコルレオーネ・ファミリーに

対する宣戦布告を意味をしていた。
ソロッツォの背後に控えるタッタリア・ファミリーと、ニューヨークを縄張りとするマフィア組織が不気味な動きを見せ始める。
第2次大戦から復員した三男マイケル(アル・パチーノ)は、父親の暗殺未遂に強い憤りと怒りを憶え、すぐに病院へ駆けつけた。
そこで偶然にも、ソロッツォ一味による二度目の襲撃に遭遇。間一髪、父親を救うのだった。
やがて、マイケルは恋人ケイ(ダイアン・キートン)の願いを振り切り、マフィア社会に身を投じていくのだった……。

 

ゴッドファーザーをマフィア映画とだけ思ってたらもったいない。

マフィアが自分たちの仲間を「ファミリー」と呼ぶのは家族以上の結束をもとめているから。

裏切りが「死」に直結する彼らの関係性は疑似家族となって、どんどん勢力を伸ばしていく。

人が家族をつくるのは、より幸せになるためじゃなくて、弱い存在である一人の人間がなんとか生き抜くための一種の生存戦略なんだなぁと思った。

イタリア系移民の彼らはアメリカ社会ではもともと完全なマイノリティであり弱者。

そこからいかにアメリカ社会で生き抜き力をつけていったのか、一つの家族の物語は

続編でわかります。

ゴッドファーザー PART II <デジタル・リストア版>[AmazonDVDコレクション]

 

秋刀魚の味

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日本を代表する名匠・小津安二郎監督の遺作を最新鋭のデジタル技術によってリマスター。妻に先立たれた夫、娘を嫁に出す父親という小津が生涯を通し描いてきたテーマを、岩下志麻笠智衆、佐田啓ニ、岡田茉莉子らの共演で綴った名作ドラマ。

 

「THE・日本の家族 」を描いた作品がこちら。

この作品の笠智衆みたいに娘を送り出す父親の孤独さを経験するのは何十年先なんだろうなぁ。自分の奥さんのお父さんはやっぱりこんな気持ちだったのかな、とか考えてしまう。

 

作中の父親は娘からは愛されているし、敬意を持たれている。

素晴らしい友人にも囲まれている。

それでも寂しさが画面全体から伝わって来る。

なんかこんなおじさんになりたい。

 

 

クレイマークレイマー

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仕事第一の男テッドがある夜遅く帰宅すると、荷物をまとめた妻ジョアンナが彼を待ち受けていた。
「誰かの娘や妻ではない自分自身を見つけたい」と言い残し、彼女は去って行った。
息子とニ人残されたテッドは、失意のなか家事に奮闘。
数々の失敗やケンカを乗り越えて父と子の間に深い絆が生まれた頃、息子の養育権を主張するジョアンナがテッドのもとをを訪れた…。

 

最近、30歳を超えたあたりから周りの結婚している友人たちの出産ラッシュが続いている。それと同時にちょくちょく離婚しだす友人たちもでてきた。

なかには子供がいるのに別れてしまったケースもちらほら。

 

家族の親同士の関係性とそれに巻き込まれる子供の関係性。

ぼくには子供がいませんが、多分この映画は子どもがいる人は絶対泣ける映画だと思います。

 

 

ギルバートグレイプ

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ラッセ・ハルストレム監督、ジョニー・デップ主演のドラマ。中西部の田舎町を舞台に、よろずやの店員がトレーラーハウスで祖母と旅を続ける少女と出会い、自己の生活を見つめ直していく姿を描く。

 

これ以上ないくらい絶望的な状況で生きているジョニーデップ演じる主人公。

その絶望的な状況の原因がもし自分の家族にあったら?

 

それでも家族は悪くないと分かっているから、余計に閉塞感や絶望感が募っていく様子が辛い。

精神的にギリギリのところにいる主人公のもとに現れる突然現れる少女は主人公にとって本当に救世主だったと思う。

 

家族による閉塞感は外からの風で吹き飛ばすものなんだな。

 

誰も知らない

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都内の2DKのアパート

で大好きな母親と幸せに暮らす4人の兄妹。
しかし彼らの父親はみな別々で、学校にも通ったことがなく、3人の妹弟の存在は大家にも知らされていなかった。
ある日、母親はわずかな現金と短いメモを残し、兄に妹弟の世話を託して家を出る。
この日から、誰にも知られることのない4人の子供たちだけの『漂流生活』が始まる……。

 

絶対に素晴らしい映画なんだけど、二度と見たくない映画。
理由はあまりに悲しすぎるから。

 1988年に実際に発生した巣鴨子供置き去り事件を題材として、是枝裕和監督が15年の構想の末、満を持して映像化した作品。

親が失踪し、過酷な環境に放置された兄弟たちの見せる関係が本当に尊い
これが本当に映画なのか、と思わせるくらい演技が自然で見ていると感情が入り込み過ぎて本当に辛い。

 親からも社会からも完全に見捨てられた環境に置かれた兄弟の健気な姿勢が強烈な印象を残します。本当に見終わった後、自然と無口になります。
小さなお子さんがいる方にはあまりおすすめできない作品です。

是枝作品のおすすめはこちらもどうぞ。

saburo.hatenablog.com

 

 

 ロイヤルテネンパイムズ

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ロイヤル・テネンバウム(ジーン・ハックマン)は、妻エセル(アンジェリカ・ヒューストン)と3人の子ども、チャス、リッチー、マーゴとともに静かに、平和に、いつまでも一緒に暮らしたいと望んでいた。35歳で大邸宅を手に入れ、有能な法律家として将来を嘱望されている身・・・と彼自身は思い込んでいたが、妻エセルへの「ほんのわずかな誠実さの欠落」により2人は別居することに。エセルは子どもたちを熱心に教育し、各々の才能を育んだ。やがて3人は「天才」と呼ばれるようになり、エセルの著書である「天才一家」はベストセラーとなった。ロイヤル&エセル夫妻と天才と謳われた3人の子どもたちとのテネンバウム家の22年は、裏切りと失敗と奇行の変転。そして、今また、新たな歴史が始まろうとしている。ロイヤルはエセルに「私はあと6週間で死ぬのだ、最後くらいは家族と一緒にいたい・・・。」と告げる。かくして、22年ぶりに一つ屋根の下に暮らすことになったテネンバウム家。ロイヤルの余命6週間・・・家族再生となるだろうか?

 

この作品の父親がヤバすぎる。

こんなヤツが自分の父親だったかと思うと・・それもちょっと憧れます。

家族全員をふり回しまくって愛想を尽かされる父親が家族との心の距離を近づけようと悪戦苦闘する話。

いろんな父親像があると思うけど、ここまでエキセントリックな父親もそういない。

魅力的すぎる子供たちが本当に面白すぎるのでぜひ見て欲しい作品。

ウェス・アンダーソンその他おすすめはこちら。

saburo.hatenablog.com

 

 

自転車泥棒

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ローマの職業紹介所に並ぶ長い列。
失業者アントニオはポスター貼りの仕事にありついた。
ただし自分の自転車でという条件。
話を聞いた妻はベッド・カバーをはぎ取って質屋へ行き、交換で自転車を受け出す。
一家に希望がさしこんだのもつかの間、ポスターを貼っている間に虎の子の自転車を乗り逃げされた。
泥棒は雑踏に消えて呆然と路上に立ちつくす。警察は相手にしてくれない。
失望といらだち、6歳になる息子と自転車をさがし歩く。

 

これ本当に泣ける。

父親が家族のために奔走するのにうまくいかない。

 

そして子どもの前で絶対に見せてはいけない姿を見せてしまう。

子どもはそれでも父親と一緒に歩き出す。

 

名作です。

 

夫婦善哉

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織田作之助の有名小説を豊田四郎監督が映画化、日本を代表する名優・森繁久彌を主演に迎えた人情恋愛映画。売れっ子芸者・蝶子と、化粧問屋の息子・柳吉が駆け落ち。親に勘当され、お金も底をつき、ふたりきりの生活は徐々に苦しくなっていく。 

 

結婚したいのに周囲の理解が得られずに結婚できない。

家族になりたいのに皆に認められる家族になれない。

そんなもどかしい世界があるんですね。

 

ただ二人はどんな状況でも、つかず離れずで飄々と生きている感じがどんな夫婦よりも夫婦っぽい。お互いが生活にくたびれてしまった時もなんだかんだ支え合ってる。

こんな関係性って本当に成熟した男女って感じがします。

 

楢山節考

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一人生まれれば、一人死に行く…人は、お山参りの日まで限られた“生”を愛おしむ。信州の山深い寒村を舞台に、七十歳を目前にした老女が土地のならわしに従い、息子に背負われて楢山に捨てられに行く──。親を捨てるか、子を捨てられるか。世界が絶賛した「魂」のドラマ。 

これまで何百本の映画見てきたのに、これほど衝撃を受けた映画はなかった。

1983年パルムドール受賞作。

70歳になると山に捨てられるという姥捨山伝説を題材にした作品。

 

作中の村では「生」と「死」が生活に密接しすぎて見ていると強烈な不安感を感じます。途中に差し込まれる動物の交尾のカットが、結局人も動物も同じだという現実を突きつけられるような気がして、なんともいえない感情が・・。

 

老いた親とそれを背負う長男。親を捨てに行く道中は村のしきたりにしたがって言葉を発することはできない。親子の最後のコミュニケーションが感動します。

 

現代に生きるぼくたちには強烈すぎる印象が最後のシーンまで淡々と続きます。

この作品がなぜ海外でも高く評価されているのか、一度みたらわかります。